歯肉炎が痛くて
眠れない・歯茎が痛い
「歯茎が腫れたり、痛んだりして夜眠れなかった」という経験をしたことがある方もおられるのではないでしょうか?
急に歯茎が腫れたり痛んだりする時、歯肉炎が原因であることが多いです。では、歯肉炎とはどんな病気でどんな症状が現れるのか?
詳しくご紹介いたします。
歯肉炎とは?
歯肉炎と歯周病を混同されている方もいるでしょうが、これらは厳密には別の病気として扱われます。歯肉炎は歯茎が赤く腫れた状態のことで、「歯周病の前段階」の病気です。歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)に歯垢(プラーク)が溜まり、歯垢に棲む歯周病菌により歯茎が炎症を起こすことで発症します。
歯肉炎の症状チェック
- 歯茎が赤く腫れている
- 歯茎がぶよぶよと腫れて、丸みを帯びている
- 歯と歯の間の歯茎が腫れている
- 歯茎が充血したように赤い
- ブラッシング時に歯茎から血が出る
このような症状がある場合、歯肉炎の可能性があります。
腫れなどでお困りでしたらお気軽に福岡市中央区の福岡天神ささだ歯科へご相談ください。
歯肉炎の治療法・治し方
歯肉炎の段階であれば、歯科医院でのクリーニングや、ご家庭での正しいブラッシングなどで改善させることが可能です。
歯肉炎の原因は歯垢(プラーク)の付着ですので、クリーニングやブラッシングでこれをコントロールすることが重要となります。
歯肉炎が進行してしまうと、歯槽骨(歯を支える骨)が破壊され歯周病となり、歯を失う結果に繋がる恐れがあります。
なので、歯肉炎の段階で病気を発見し、適切な治療を開始して進行を防ぐようにしましょう。
歯肉炎の痛みを軽減させる
対処法(ANUGについて)
夜間に突然、歯茎が痛み始めて「痛みのせいで眠れない」というような場合には、応急処置として市販の痛み止めを服用するようにしてください。また痛みがある部分を濡れタオルなどで冷やすことでも、症状が改善できます。
うがい薬で消毒するのも効果的ですが、その際は殺菌効果が強くて刺激の少ないものでうがいするようにしてください。 そうして応急処置で症状を緩和させた後、できるだけお早めに歯科医院を受診するようにしてください。
歯肉炎の薬はあっても根本的に改善されない
歯肉炎の改善効果を謳った様々なケア用品やうがい薬などが市販されていますが、これらは一時的に腫れなどの症状を抑えることが可能であっても、根本的な治療とはなり得ません。歯肉炎の原因は歯垢(プラーク)ですので、これを取り除き口腔内の環境を清潔にしないと、根本的な改善は望めないのです。
「市販薬で改善できれば楽」「歯科医院へ行くのは面倒」というお気持ちはわかりますが、こうした市販薬で症状をごまかしているうちに、歯肉炎が進行して歯周病となり歯を失うリスクが高まる恐れがありますので、歯茎の痛みなどの歯肉炎の症状をお感じになられたら、根本的に改善するために歯科医院を受診するようにしてください。