歯周病

科学的根拠に基づいた
歯周病治療

科学的根拠に基づいた歯周病治療

福岡市中央区の福岡天神ささだ歯科では、科学的根拠に基づいた歯周病治療、すなわち「科学的に効果が実証されている歯周病の治療」を行っております。
現在、歯科医療の進歩により「どうすれば歯周病が予防できるのか?」「歯周病に対してどのような治療を行うべきなのか?」がエビデンス(科学的根拠)を基に明らかにされていて、そうして確立された予防・治療方法を行うことで歯周病を防いだり、改善したりすることが可能となります。

科学的根拠に基づいた歯周病治療を行うために必要となるのが、的確かつ精密な診査・診断で、各種検査で口腔内の状態をしっかりと確認し、個々の病態に応じた適切な治療を行い、そして良好な状態となったお口を末永く維持できるようにオーダーメイドな予防プログラムをご提案いたします。

当院の歯周病治療の特徴

米国で学んだ院長が必ず診断と全ての歯周病の治療を行います

留学時代の師匠、アメリカ歯周病学会元会長であるDavid Cochran教授と留学時代の師匠、アメリカ歯周病学会元会長である David Cochran教授と
当院の院長は歯科先進国であるアメリカで研鑽を積み、日本でも歯周病専門医の資格を取得しています。

当院で歯周病治療を受けられる場合、必ず院長は診断から治療まで責任を持って担当させていただきます。

これまでの経験・知識に裏打ちされた、科学的根拠に基づいた先進的な歯周病治療をお届けいたしますので、信頼のおける歯周病治療・予防を受けたいということでしたら、一度当院へご相談ください。

日本歯周病学会認定 歯周病専門医とは
米国で学んだ院長が必ず診断と全ての歯周病の治療を行います

歯周病専門医とは日本歯周病学会が認定する資格で、学会が認める医療機関にて2年以上の研修を受け、さらにテストに合格した歯科医師にのみ与えられるものです。専門医として認定を受けた後も、5年ごとに更新が行われ、学会への参加や発表が義務づけられていて、専門医としての技術・知識の維持・向上がはかられるようになっています。
当院の院長は日本歯周病学会から、専門医として必要な技術・知識を有した歯科医師として認められ、歯周病専門医の認定を受けています。

重度の歯周病治療にも
対応します

重度の歯周病治療にも対応します

歯周病が進行すると、それまでの基本的な治療(歯周基本治療)だけでは対応することは難しくなり、さらに高度な治療が求められることになります。例えば歯石などの歯周病の原因となる汚れを取り除くだけでなく、外科的な処置にて歯周ポケットの奥深くに付着した汚れをきちんと除去したり、歯周病により失われた歯槽骨(歯を支える骨)を再生させるであったり、軽度・中等度の歯周病に対する治療よりも専門性が必要となります。当院では歯周病専門医が治療にあたり、こうした専門的な治療にもしっかりと対応できますので、重度の歯周病を抱えてお困りでしたらお気軽にご相談ください。

患者様お一人お一人にあった
メインテナンスプログラムを
ご提供します

患者様お一人お一人にあったメインテナンスプログラムをご提供します患者様お一人お一人でお口の中の状態は異なり、またご家庭でのケアの精度も違います。ですので画一的なメイテナンスプログラムのご提供では、しっかりとお口の健康を守ることは難しく、その方の口腔内環境やバックグラウンドに即したオーダーメイドなプログラムが必要になります。
当院では個々の患者様のお口の状態を詳細に把握し、またライフスタイルなどもしっかりと確認した上で、その方のお口にとってベストと思われるメインテナンスプログラムをご提供させていただきます。

気づかぬうちに進行する歯周病

気づかぬうちに進行する歯周病歯周病は歯垢(プラーク)に棲む歯周病菌に感染することで起こり、細菌が出す毒素により歯茎に炎症が生じます。
ただ、初期にはほとんど自覚症状は現れず、腫れや痛みなどを感じるようになった時点で、すでに歯周病が進行してしまっていることが多いです。
炎症が続くと歯だけでなく、歯を支える骨(歯槽骨)にまで悪影響をおよぼし、骨を溶かして歯がグラグラ動揺するようになります。
さらに進行すると歯を支えきれなくなり、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうのです。このように本人が気づかないうちに進行することから、歯周病は「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」と呼ばれていて、早期発見・早期治療もそうですが、事前の予防が何よりも大切な病気とされています。

全身疾患にも影響を及ぼす歯周病

歯周病は「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」で、気づかないうちに歯を失うことに繋がる病気ですが、それだけではありません。
歯周病は全身の健康をも脅かす病気で、様々な全身疾患と関連することがわかっています。
具体的に糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー型認知症などで、歯周病になるとこれらの全身疾患のリスクが高まるとされていて、また妊娠中の歯周病(妊娠性歯肉炎)は早産・低体重児出産のリスクを高めることが明らかにされています。

こうしたことから、歯周病を改善・予防することはお口の健康だけでなく、全身の健康や命を守ることに繋がると言えるのです。

歯周病の原因は?

歯周病の原因は歯垢(プラーク)に棲む歯周病菌への感染で、歯周病菌は常在菌なのでどなたのお口にも存在しますが、これがケア不足などにより増殖すると歯周病のリスクが高まります。
そういう意味では、「口腔内の環境を清潔に保てていないこと」が歯周病の原因という風にも言うことができます。しかし、それだけでは歯周病にはなりません。なぜならば『歯磨きをしない』=『必ず歯周病になる』わけではないからです。皆様の周りには、歯磨きをしっかりしないのに歯周病にならない方はいませんか?
逆に『なぜ自分は一生懸命磨いているのに、歯周病になってしまうのか?』そんな疑問を持ったことはないでしょうか?
それは、歯周病に対する感受性が一人一人違うからです。言い換えれば『歯周病のなりやすさ』とも言えます。
つまり、歯周病は『歯周病の細菌』と『歯周病のなりやすさ』という条件が重なったときに大きく進行してしまうわけです。

かつて歯周病は「加齢によるもの」と考えられていましたが、歯科医療の進歩した現在では原因が明らかにされており、適切な処置により改善・予防することが可能になっています。
当院でもこうした科学的根拠に基づいた治療を行うことで、効果的に歯周病を改善・予防いたします。

歯周病の進行

※横にスクロールできます。

歯肉炎 軽度〜中等度歯周病 重度歯周病
歯肉炎

歯周病菌に感染して歯茎が赤く腫れた状態です。
歯周病になる1歩手前の段階です。
この時点ではまだ歯を支えている歯槽骨への影響はなく、患者様ご自身で気づくのは難しいです。

軽度〜中等度歯周病

歯茎の腫れ・炎症が進行して、歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深くなっています。
具体的には4、5mmのポケットがあると軽度〜中等度歯周病と診断されます。
歯槽骨も破壊され始めて、歯茎が下がって歯が長くなったように見えます。
徹底した歯周病の治療が必要となり、場合によっては外科的処置が必要になる場合があります。

重度歯周病

歯茎の腫れがさらにひどくなり、より歯周ポケットも深くなった状態です。
具体的には6mmのポケットがあると軽度〜中等度歯周病と診断されます。
歯槽骨の破壊も進み、歯がグラグラと動揺するようになってものがしっかり噛めなくなります。
歯茎からの出血に加えて、膿が出て口臭の原因となることもあります。
ここまで進行してしまうと、抜歯や治療のために外科的処置が必要になる場合があります。

歯周病の主な症状

歯周病の主な症状

  • 歯茎が赤く腫れている
  • ブラッシング後、歯茎から血が出る
  • 歯と歯の間にものがよく詰まる
  • 起床時に口の中が粘つき、口臭がする
  • グラグラと動く歯がある

こうした症状をお感じになられているということは、すでに歯周病が進行してしまっている可能性が高いです。
これ以上の進行を防ぐためにも、お早めに当院へご相談ください。

歯周病の検査と診断

レントゲン検査

顎の骨全体を撮影するパノラマレントゲン、また歯周病を治療する際に必要となる、歯・歯を支えている歯槽骨の状態が確認できる14枚法など、各種レントゲン検査を実施してお口の状態を確認します。

CT検査

歯周病により口腔内がどんな状態となっているのか、歯や顎の骨などを鮮明な3D画像(立体画像)で詳細に確認します。
2D画像(平面画像)であるレントゲン画像からではわからない、様々な口腔内の情報を集めることができます。

口腔内写真撮影

レントゲン・CT以外にも、口腔内カメラを使って口腔内写真を撮影して、お口の現状や治療成果など画像を使ってわかりやすくご説明します。

歯周ポケット検査

プローブと呼ばれる器具を歯周ポケットに差し入れて、歯周ポケットの深さや出血の有無などを確認します。歯周病の治療を行う前であれば、検査値が3mm以下であることが健康の基準です。

歯の動揺度検査

1本ずつ、歯を前後左右・上下に動かして、歯がどのくらい動揺するか確認します。

当院で行う歯周病治療

歯周病は進行度に応じて軽度・中等度・重度に分類され、それぞれで適切な治療方法は異なります。

軽度歯周病の場合

この段階であれば、正しいホームケアや歯石除去などで改善させることが可能です。
歯科医院でスケーリング(歯石除去)などの処置を行うとともに、ホームケアの精度を高めるためのアドバイスを行います。具体的には染め出し液を使い、口腔内のうち、どの部分に歯垢(プラーク)がたくさん付着しており、磨き残しが多いのかを目で見てご確認いただき、ブラッシングの指導を行います。当院では全ての患者様にこのブラッシング指導を行っております。

中等度歯周病の場合

中等度まで歯周病が進行してしまった場合には、軽度歯周病の治療に加え、歯茎を切開して患部を可視化させた後、歯石やプラークを取り除く外科的処置が必要になることもあります。

重度歯周病の場合

重度の歯周病の場合、抜歯が避けられないケースもありますが、歯周組織再生療法や歯周補綴治療などを行うことで残すことができる場合も多くあります。
当院ではこのような重度歯周病治療の治療を積極的に行っております。

再発させないための
歯周病メインテナンス

再発させないための歯周病メインテナンス歯周病の再発を防ぐためには、治療が終わった後も継続的にメインテナンスを受けることが大事です。
せっかく治療により口腔内の環境が良好なものとなっても、その後のケアを怠るとまた歯周病菌が増殖して歯周病の再発を招いてしまいます。
これを防ぐためにも、「治療の終わり」を「予防の始まり」と考えて、患者様の個々のリスク状態に応じた頻度(1ヶ月から6ヶ月毎)でメインテナンスを受けられるようにしてください。

歯周病を予防するために
~セルフケアの実践~

歯周病を予防するために~セルフケアの実践~歯周病の予防は歯科医院だけで完結できるものではありません。患者様ご自身によるケア(セルフケア)を両立させて初めて、効果を発揮するものなのです。
セルフケアの代表的な方法はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを活用するのも大切です。
「どのようにセルフケアすればいいかわからない」ということでしたら、いつでもお気軽に当院へご相談ください。
お一人おひとりのお口の状態に合わせて、最適なセルフケア方法をアドバイスさせていただきます。

歯周病治療の症例

Case1

歯周病治療の症例・before

歯周病治療の症例・after

治療名 歯周病治療(歯周基本治療+歯周外科治療)
治療説明 大量の歯石が認められ、歯ぐきが腫れています。
ブラッシングした後に出血があり、口臭にも悩まれていました。
歯周基本治療(ブラッシング指導、歯石除去)と歯周外科治療を行いました。
治療回数・期間 6ヶ月(被せ物の治療は別途)
副作用とリスク 歯周外科後には術後に疼痛が発現することが稀にあります。歯肉が退縮すると、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することがあります。
料金 保険治療

Case2

歯周病治療の症例・before

歯周病治療の症例・after

治療名 歯周病治療(歯周基本治療+歯周外科治療+歯周補綴治療)
治療説明 大量の歯石が認められ、歯ぐきが腫れています。
ブラッシングした後に出血があり、見た目も気になるということでした。
全ての歯の歯周基本治療(ブラッシング指導、歯石除去)と歯周外科治療を行いました。
治療回数・期間 1年(被せ物の治療は別途)
副作用とリスク 歯周外科後には術後に疼痛が発現することが稀にあります。歯肉が退縮すると、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することがあります。
料金 88万円(エムドゲイン療法4回分)(被せ物の治療は別途)

Case3

歯周病治療の症例・before

歯周病治療の症例・after

治療名 歯周病治療(歯周基本治療+歯周外科治療)
治療説明 大量の歯石が認められ、歯ぐきが腫れています。
ブラッシングした後に出血がありました。
歯周基本治療(ブラッシング指導、歯石除去)と歯周外科治療を行いました。
治療回数・期間 5ヶ月
副作用とリスク 歯周外科後には術後に疼痛が発現することが稀にあります。歯肉が退縮すると、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することがあります。
料金 保険治療

Case4

歯周病治療の症例・before

歯周病治療の症例・after

治療名 歯周病治療(歯周基本治療+歯周外科治療)
治療説明 大量の歯石が認められ、歯ぐきが腫れています。
ブラッシングした後に出血がありました。
歯周基本治療(ブラッシング指導、歯石除去)と歯周外科治療を行いました。
治療回数・期間 6ヶ月(被せ物の治療は別途)
副作用とリスク 歯周外科後には術後に疼痛が発現することが稀にあります。歯肉が退縮すると、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することがあります。
料金 保険治療

歯周病Q&A

歯周病は治らない病気なのでしょうか?

「歯周病が治る」という定義は曖昧で、それを「歯周病の原因である歯周病菌が口腔内から完全にいなくなる状態」を指すのであれば、それは「治らない」と言えます。
ですが、「歯周病菌が減少して、症状もなく清潔で健康な状態」を指すのであれば、歯周病は「治る」と言えます。
つまり、口腔内の状態を良好にし、歯茎などの歯周組織を健康な状態とすることが歯周病治療のゴールで、それが「治す」ということにあたり、治療によりそうした状態へ持っていくことは可能です。

歯周病と歯槽膿漏は何が違うのですか?

基本的に同じ病気と言え、歯槽膿漏は「重度の歯周病」のことで、歯茎から膿が出る状態を指します。
昔は歯周病のことを歯槽膿漏と呼んでいたことがあったのですが、今では歯周病と呼び名が統一されています。

歯周病は「中年以降の病気」というイメージですが、
若くてもなりますか?

セルフケアを怠っていたり、喫煙習慣があったりすると20代など若い世代でも起こることがあります。
また同一家族内で歯周病が急速に進行するケースもあり、ご家族に歯周病で苦労された方、若くして入れ歯になってしまった方がおられれば一度ご相談されることをおすすめします。

歯周病により下がった歯茎を元に戻せますか?

歯周病や通常の治療で下がった歯茎を元通りにするのは難しいですが、歯肉移植などの外科的処置を行うことで可能になる場合があります。下がってしまった歯茎を元に戻す手術は非常に専門性が高く、難易度が高い治療となりますので、歯周病専門医へご相談されることをおすすめいたします。

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ただし、週により祝日や学会講演のため、クリニックが休診日となる場合は、木曜診療となります。

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