歯ぎしり用マウスピース
(ナイトガード)
人間の噛む力というのはとても強く、食事の際にはおおよそ60kg程度の近い力でものを噛むとされています。
いつもそれくらいの力で噛んでいるというわけではなく、硬いものを噛む時にはそれくらいの力が加わるということですが、おおよそ体重くらいの力が歯に加わっているわけなのです。
一方、睡眠中の歯ぎしりの際に歯に加わる力は100kg前後とされていて、しかもこれが毎晩となると、継続的にとても大きな力が歯に加わってしまっているわけなのです。
睡眠中など無意識のうちに歯を小刻みに接触させたり、食いしばったりすることを「ブラキシズム」と言います。
先に歯に加わる力についてご説明した通り、ブラキシズムは歯に大変な負担がかかります。
それから歯を守るために使用するのが、「歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)」なのです。
ブラキシズムが続くことで、虫歯や歯周病でもないのに歯を失うことに繋がる恐れがありますので、まわりのご家族などに「寝ている時、歯ぎしり・食いしばりをしている」と指摘されたことがある方は、大切な歯を守るためにも是非、福岡市中央区の福岡天神ささだ歯科へご相談ください。
歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)をご提供して、大切な歯を歯ぎしり・食いしばりから守ります。
歯ぎしり・食いしばりの原因は?
歯ぎしり・食いしばりが起こる原因は様々で、睡眠の質の低下や飲酒・喫煙の影響、ストレスなどが関係と考えられています。
また遺伝的要因が影響しているとも言われています。
歯ぎしり・食いしばりはご本人が自覚することは難しく、また睡眠中など気づかないうちにしていることが多いため、「自分で気づいてやめる」ということが大変難しいです。
マウスピースをつけて寝ることで
得られる効果
歯への過度な負担が軽減できる
歯ぎしり・食いしばりで歯にかかる負担は普段の食事の際の負担よりもかなり大きく、かなりの力が歯や顎に加わることになります。それだけの力が継続的に歯に加われば、当然ダメージを受けることになります。
マウスピースを装着して眠ることで、そうした力が軽減でき、歯を守ることが可能になります。
歯周病の進行を防げる
歯ぎしり・食いしばりにより歯が揺れると、歯槽骨(歯を支える骨)が破壊されるスピードが速まり、歯周病の悪化を招く恐れがあります。
マウスピースをつけて寝ることで、それを防ぐことが可能になります。
歯が折れたり、被せ物が壊れるのを防げる
歯ぎしり・食いしばりにより過度な力が加わることで、歯が折れたり、入れた被せ物が壊れたりする場合があります。
マウスピースにより歯を守ることで、そうしたトラブルを回避することが可能になります。
顎関節症の予防
歯ぎしり・食いしばりにより顎関節に過度な力が加わると、顎関節症の原因となる場合があります。
マウスピースにより顎関節への圧力を軽減することで、顎関節症の予防に繋がります。
スポーツ用マウスピース
(スポーツマウスガード)
スポーツ用マウスピース(スポーツマウスガード)とは、競技中の選手同士の衝突や転倒などの衝撃から歯を守るためのもので、主にコンタクトスポーツで使用されます。
衝突や転倒などの衝撃から歯を守るだけでなく、お口まわりの怪我を防止したり、相手に歯が当たって怪我をさせてしまうのを防いだりする目的もあります。
スポーツ用マウスピースの効果
- スポーツ時の衝突・転倒などの衝撃から歯やお口まわりの怪我を予防する
- 競技中、唇や舌、頬を怪我するのを防ぐ
- 衝撃から顎関節を守る
- 脳震盪の予防
- 競技時のパフォーマンスの向上
- 集中力アップ
- 相手選手への怪我の防止
など
マウスピースを義務化・推奨されているスポーツ
- ラクビー
- アメリカンフットボール
- ボクシング
- 空手
- アイスホッケー
- ラクロス(女子)
マウスピース製作の流れ
1カウンセリング
お口の中を詳しく診させていただき、歯の状態を確認します。
2歯型取り
マウスピース作製のために歯型取りを行います。
3マウスピース作製
採取した歯型を基にマウスピースを作製します。
4装着・調整
マウスピースが完成したら実際に装着していただき、必要に応じて調整を行います。
5経過観察・調整
定期的にご来院いただき、使用感や効果、トラブルはないかチェックします。
また必要に応じて調整を行います。
マウスピースQ&A
どのくらいの期間で
作製できますか?
通常、1週間から10日程度で作製できます。
市販のマウスピースと
何が違うのですか?
市販のマウスピースはお湯で柔らかくして、歯に合わせて使用するタイプが多いのですが、歯とぴったりフィットしないこともあります。
歯科医院で作製する場合、その方の歯型に合わせて作製するので、しっかりと歯に合ったものがご提供できます。
マウスピースを装着する時に注意することは?
使用していてすぐに外れたり、装着していて違和感があったりする場合、歯と合わなくなっている可能性がありますのですぐにご相談ください。
無理に使い続けていると噛み合わせや顎関節に悪影響がおよぶ恐れがあります。